介護レクリエーションとは
身体機能の維持・向上、精神状態の改善や認知症の予防・進行抑制に効果があるといわれているレクリエーションは今や介護の現場に欠かすことができない、必要不可欠なものです。レクリエーションには指先を使ったものや身体を動かすもの、頭で考えるものなどさまざまな種類がありますが、どのレクリエーションも安全に配慮しながらそれぞれの要介護度に合わせて行うことが大切です。しかしいくら良い効果があるとはいってもレクリエーションに消極的な人もいるため、まずは情報を収集して参加しやすいよう環境を整える必要があります。
なぜ介護にレクリエーションが必要なのか
- 介護レクリエーションとは
年を重ねていくと身体を動かすことを億劫に思ってしまいがちですが、身体を動かさずにいると身体機能が低下してしまい、思うように動かすことがますますできなくなってしまいます。それを防ぐために効果があるといわれているのが「レクリエーション」ですが、レクリエーションは身体機能維持・向上させるだけでなく脳を活性化し認知症の予防・進行抑制にも効果があるため、多くの介護施設で積極的に取り入れています。ここではレクリエーションの種類を紹介していきます。
Moreレクリエーションを実施する際の注意点
- 介護レクリエーションとは
レクリエーションを行うときはそれぞれのレベルに合わせて行うことが大切です。なぜなら介護施設に入居している人は年齢や性別、要介護度がそれぞれ違うため、同じレクリエーションを行ってもできる人とできない人に分かれてしまうからです。要介護度の高低に合わせて内容を変更したり、やる気ができるように声かけを工夫したりしましょう。また、いつも同じレクリエーションだと飽きてしまうため、季節に合わせて内容を変えたり参加している高齢者にやりたいことを聞いたりしながら、マンネリ化しないように考えていく必要もあります。
More参加を拒否されてしまった場合は
- 介護レクリエーションとは
多くの介護施設でレクリエーションが取り入れられていますが、施設に入居している人がすべて参加しているわけではありません。中には「やりたくない」と拒否する人もいます。拒否された場合は頭ごなしに参加を促すのではなく、まずは何をしたいのかを把握するために、人となりを深く掘り下げる必要があります。作業療法士協会が公開しているチェックシートを活用して、ひとつひとつの項目を聞き取りながら本人も気づいていないような潜在的な希望を引き出していきましょう。
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